副題

フレームとパーツから組む場合は、来店前に好みの画像を選んで頂くと話が進みやすいです(重要)。グーグルの画像も参考になるので色々検索し好みのを提示下さい!ある程度ご希望が分かりましたら、叩き台となる見積りを提出致します!見積り無料!御気軽にご依頼下さい!見積り依頼はメールでも承ってます!注:当店の完成車展示台数は3台程で、サイズ合わせのが数台です。お客様ごとに手配、お取り寄せしております

2016年6月29日水曜日

自転車旅行でお勧めのマットは

自転車旅行者がテント泊で寝る時に敷くマットは主にウレタンマット(銀マット含む)とエアマット(半自動膨張式含む)が使われており、それぞれにメリット、デメリットがあります。


・もしウレタンマットで十分な睡眠が取れれば空気抜けの心配がなく、軽く、安いのでウレタンマットがいいと思います。繰り返しになりますが、睡眠が取れることが前提条件になります。長く使うとへたってくるので、そのへたった状態でも眠る事ができる人か、へたった際に再購入を考慮に入れた選択になります。寝心地はエアマットと比べ劣るので、恐らく若い人向けではないでしょか。
ウレタンマット サーマレストのリッジレスト
一般にウレタンマットはエアマットと比べ寝心地は劣る
9ヶ月間の使用で大分へたる
(撮影地 クロアチア)
・エアマットは好みの空気圧に調整できるので、それなりの寝心地をつくることができます。屋外泊に慣れてない人や年配者にはこちらを勧めますが、空気漏れの心配が常にあります。リペアーキットを常備するのと、テント場の選定や下地を整地する必要があります。がさつな人にとっては面倒な作業になりますが、エアマットを使う上では必須になります。それと、エアマットは大抵熱に弱く、ストーブを使う際はストーブの下に熱を遮断するものが必要になります。熱くなった鍋類の直置きも厳禁です。
エアマット使用の為、テントを張る前に枯れ枝や硬い種子を10分程かけ足でどかし整地
テント組立後、尖ったものがないかグランドシートの上を手でなでて確認が必要
手間がかかり面倒な作業になりますがエアマットを守る上で必須です
(出発時には跡がないように元に戻します)
(撮影地 エストニア)
・上記の2つの組み合わせで厚めのグランドシートをテントの下に敷き、薄めの銀マットをエアマットの下に敷く方法があり、荷が増えるもののエアマットを守りやすい方法になります。テント場の選定や整地といった細かい事が苦手な人にとり、荷は増えるがこの組み合わせが最適になります。


それと、どれを選ぶにしても、連日使用すると汚れてきます。マットカバーを使用しこまめに洗濯するとマット本体を洗う回数が省けます。


上記の各特長を踏まえ、自転車旅行での沈没を防ぎ、継続し旅を楽しむ上でも、一番優先される条件として、十分に睡眠が取れることが重要な選定条件となります。テント泊をする割合が旅行先や人により違うので必ずしも断定はできませんが、価格や重量、かさばり等は十分な睡眠に比べれば小さい要件と考えていいと思います。


因みに店主の世界一周時は最初モンベルのエアマットを使用し、3ヶ月で使えなくなり、その後サーマレストのリッジレストをシルクロードで、プロライトプラス女性用をシルクロード後に使用、帰国後はサーマレストのトレイルプロ女性用を使用しています。次に長期の自転車旅行へ行くとするとプロライトプラス女性用を持って行くと思います。

2016年6月25日土曜日

必携品 折りたたみ椅子

日本や東南アジア、ヨーロッパだと人工物がそこかしこにあり、休む場所にあまり困りません。しかし、国や地域によっては休む場所が殆どなかったり、限られた場所にしかない場合も多くあります。


そのような場所でも折りたたみ椅子があると多くの場所で休憩が取れ、しかも、自分のペースで休めます。自分のペースで休めるか休めないかは大きな違いがあり、自分のペースで休めると、疲れを溜めにくい自転車旅行ができます。


特に今迄自転車に乗ってなっかった方や年配者、膝や腰に故障経験がある人にとって折りたたみ椅子は必携品と考えていいかもしれません。


ホームセンターで1,000円もかからないので、費用対効果は大です。


-以下折りたたみ椅子の役立ち例です-
日陰が限られ、地面が土ぼこりの場所での休憩

人がやたらと集まってくる場所を避け

人が来ない場所で折りたたみ椅子を使い休憩


ベンチ等の座れる場所が雪で埋もれる降雪地域での休憩
眺めがいい場所でゆっくりする時
テント周辺やキャンプファイヤーの時


その他に、走行中眠くなった時に自転車の脇に椅子を置きトップチューブやバッグに頭をのせて短時間ながらも眠ると、眠気を我慢して走るより疲労の度合いは大きく違います。



2016年6月21日火曜日

ヨーロッパのバカンスシーズンのキャンプ場

ヨーロッパには多くのキャンプ場があり、物価の割に安く泊まれ、観光地や大都市のそばにあるキャンプ場もあり、多くの自転車旅行者が利用しています。自転車旅行者にとって利用価値があるキャンプ場ですが、注意しておくことの一つにバカンスシーズンの混み具合があります。


来月になればヨーロッパでは本格的なバカンスシーズンが始まり、場所によっては非常に混み合います。人気のあるビーチや観光名所、他のキャンプ場が周りにないキャンプ場では特に混み合います。


通常、キャンプ場ではサイトが割り当てられ一定のスペースと快適性が確保できますが、このような混んでいる時は空いている場所に張るように言われます。受付後、キャンプ場を一通り回り、空いている場所が無いと受付で訴えると、通路の脇だったり駐車場みたいな場所を案内されます。大抵シーズン価格で値上げしており、高い料金を払った上に快適とは程遠い場所で泊まることになり、雰囲気によっては惨めな気分にさせられます。


バカンスシーズン全ての時期に、全てのキャンプ場がこのような状態ではないので旅行計画そのものを取りやめるのはどうかと思いますが、明らかに混みそうな場所、地中海沿岸、アルプスや山間部のリゾート地、有名な観光名所付近は避けたほうが賢明です。


キャンプ場の利用を予定してる人は、可能であればバカンスシーズンを避け夏前や秋に旅行するほうが落ち着いたヨーロッパらいしい雰囲気を味わえるかもしれません。



2016年6月19日日曜日

オルトリーブ フォールディングボール(折りたたみバケツ)あります。

自転車旅行中の面倒な日常作業に洗濯があります。ある自転車旅行者は「コインランドリーがある国が先進国」と言ってましたが、北欧にコインランドリーが無くタイでは結構あることが分かってからは考えを改めてました。いずれにしても、今後無い国にも普及してくると思いますが、現状ない国も多いです。
タイのコインランドリー
安宿でも洗濯機はありますが、使用を拒否されることもあります。言葉が分からないために何故使えないのか不明なことが多く、夕方や夜に、ランドリーサービスを頼んでいると思われ、今頃時間が遅いと断られるのではないかと言われています。


結局、多くの場所で手洗いになりますがそんな時に役に立つのがオルトリーブ製のフォールディングボール、折りたたみバケツです。定価税込み4,644円。無くても洗えるには洗えますが、あると効率良く洗濯ができます。
10ℓサイズ、30cm×30cm×14cmでそれなりの大きさ
後ろは比較用のバックローラークラシックを置いてます。

折りたたむとこのサイズになります
これがあるとわざわざバケツを探してくる手間が省け、バケツがあったとしても何を入れてたか不明で使用する気にならない時にも役に立ちます。



2016年6月16日木曜日

オルトリーブ強化用のフックあります

オルトリーブのバックローラークラシックやバックローラープロクラシックのフックを追加することで外れにくいように補強することができます。
1バック分の1セット定価税込み1,944円(セットのみの販売になります)。
これを切り分けて左3個、右3個の使い方もあります。

中央部から入れてスライドさせます。
QL2.1フックシステム、一昔前のレール式と異なり、工具なしで位置が変更できます。

フック4個へ増強

フックを追加することで弓なりにになるのを防ぎ、盗難防止にも少しは役立ちます。


高重量の荷物が減らせない人は補強しておけば安心です。連続する面倒なバンプが出てきても極端に気にせずに乗り越えて行けます。



2016年6月15日水曜日

西ヨーロッパ、北米、オーストラリアでは缶詰が豊富

西ヨーロッパ、北米、オーストラリアでは外食時の食空間を大切にするのか概してレストランが高く、ファーストフード店はあるものの安食堂の類はあまり見かけません。


それではこれらの国で安く食べるには何があるのかというと缶詰があります。アイリッシュシチューやビーフストロガノフ、クラムチャウダー等々があり種類も豊富。日本でもこの種の缶詰を見かけますが、これらの国よりあまり一般的ではない気がします。人によっては、缶詰の存在に入国後大分経ってから気付き、もっと早く気付けばよかったと言う人もいます。


1缶約200円~350円、物価の安い国と比べれば激安ではないものの、当地の物価と比べ自炊を除けば安い食事になります。大抵複数セットで買うと安くなったり、増量キャンペーンをしています。


夕食のおかずにもなり、温めてパンと食べれば非常に簡単です。温めずにそのまま食べても十分美味です。品数が少ない自炊よりは栄養も摂れるのではないでしょうか。


オーストラリアやアメリカの砂漠地帯のように気温が高い場所で無補給地帯が続いても、缶詰なら腐敗を気にせず食事回数分の缶詰を揃えるだけなので、準備が簡単です。


メーカーごとに多くの種類があるので全種類制覇に挑戦するのも楽しいかもしれません。

2016年6月11日土曜日

自転車旅行時のパンツ(ズボン)

パンツ(ズボン)についてですが、自転車に乗る場合の注意点として、膝周りが重要になります。少しでも引っ張られるようだと徐々に膝がずれて故障の原因になり、特に過去に膝を痛めた人や年配者は注意が必要です。


ハーフズボンやハーフパンツ、ニッカのように膝が出ているものや、寒くなるとずれずに密着したタイツが最適です。自転車旅行者は自転車を趣味としていなかった人も多く、ぴったりもっこりしたタイツに抵抗があるようですが、その場合は上にハーフズボンを穿くと気にならなくなります。


アウトドア活動の延長から自転車旅行を始めた人は、トレッキングパンツのようにストレッチ性があれば平気と考えるかもしれませんが、トレッキングとペダリングでは膝の角度が違うため、不適です。伸縮性があるジャージでも少しでも上下動があり膝に当たると、短距離なら問題を感じないかもしれませんが、連日になると膝を痛めやすくなります。


大抵の長期自転車者旅行者はポケットが多めのハーフズボンを春夏秋はき、寒くなると現地でランニングタイツを購入しハーフズボンの下にはきます。サイクルタイツではなくランニングタイツが選ばれる傾向がありますが、これは洗濯が手洗いの場合が多いため、サイクルタイツのパッドの洗濯、脱水、乾燥に手間がかかるのと、ランニングタイツのほうが現地購入し易いからのようです。

2016年6月9日木曜日

抗菌石鹸

自転車旅行中の洗濯は北米や欧州だとコインランドリーが使えますが、その他の地域だと手洗が多くなります。手洗いのとき普通の石鹸を使い続けると服が臭くなりますが、臭いの原因は雑菌の繁殖なので抗菌石鹸を使うと臭いが抑えられます。
抗菌石鹸「Jabon contra Bacterias」(アルゼンチン)

抗菌石鹸「Anti Bakteri 」(インドネシア)
雑菌類は臭いだけでなく衣類にダメージを与え、自転車旅行者は屋外に長く居るため紫外線でも衣服が傷み、通常より早くぼろぼろになります。高価なゴアテックスも雑菌に弱いので、衣類のダメージを抑える意味もあり抗菌石鹸の使用をお薦めします。

2016年6月6日月曜日

メフロキン服用体験記


自転車旅行者の何人かはマラリアにかかり、人によっては重篤に陥っているのでその予防は重要です。メフロキンは予防薬として有効な対策の一つですが、副作用の心配をする人もいるようです。店主はマラリア予防のためにメフロキンをタンザニア北部からナミビアまで服用しましたが、その時の副作用を参考のため記しときます。


私の場合はひどい睡魔でした。この睡魔、普通に起きてる時は何事もなく、昼食後や就寝前、あくびが出るような眠くなったとき、その眠気が何倍にもなる感じです。具体的には就寝前、ベッドに座りパソコンを見ていると強烈な睡魔に襲われ、その睡魔に抗うことができずにそのまま崩れ落ち、自分が崩れ落ちるのが認識できながらもそのまま眠りに落ちてしまう状態でした。


この副作用が分かってからは就寝前、眠気が来る前、歯磨きやトイレをすませておくようにします。そして眠気がきて眠りに落ち、そのまま朝まで熟睡。人生の中でこれほど熟睡が続いた日はないくらいで、このまま服用を続けてもいい気がしたくらいでした。
私の場合は良いほうに捉えることもできる副作用ですが、なんらかの都合で夜に動き(夜行バスでワープ等)が必要な人には注意が必要な副作用かもしれません。



2016年6月4日土曜日

アップダウンが続く時の上着方法

アップダウンが延々と続き、登りは暑く下りでは寒く感じ、ウェア調整が面倒な時があります。

そんな状況で一つの対処方法として、チャック付き上着の腰にベルトを巻く方法があります。この状態で登りのときは上着を脱ぎ、下りのときは着ますが、脱いでも巻いたベルトで止まるようにし、あとは脱げた腕の部分同士をうまく結んだり、ベルトのところに押し込んだりします。下りではうまく解き着るようにしますが、短い下りであれば半身だけ着るようにすると次の登りで手間が省けます。


うまくやると自転車を走らせながらできます。片手だったり両手ばなしになるので危険を感じるようであれば少し停止して行います。特に着たつもり、脱げたつもりで正しく着れてない、脱げてない時は手が引っかかりバランスを崩し危険です。


ロード向けの高機能ジャケットもありますが、普段着として使いにくいこともあり、長期自転車旅行者にはあまり利用されていません。実際には汎用性の点で、ゴアテックスの雨具をウィンドブレーカー兼用の上着として使っている人が多いようです。


2016年6月1日水曜日

自転車旅行者の蚊や南京虫対策のテント泊

蚊はマラリアやデング熱といった重篤な症状になる病気を媒介し、南京虫は強烈な痒みをもたらします。病気だけでなくこれらの虫は睡眠の妨げにもなります。このような虫がいる地域は概して暑く食の不衛生も伴い体調不良を起こしがちです。自転車旅行者にとって、病気予防、体調維持のため、蚊や南京虫に刺されないことが重要となります。


屋外テント泊時の注意として、一部の蚊は暗くなると一斉に活動を開始する習性を持っています。このような蚊は夕暮れとともに大量にテントに群がってくるため、この習性を理解し、テントの外で何か行う必要がある場合はこの時間帯をずらして行う必要があります。


安宿利用時、室内で蚊を飼っている様相の部屋もあり、チェックイン後殺虫剤を部屋の隅々まで一通りまくようにします。蚊取り線香の場合は5cm程に折ったのを5本程作り、両端に火をつけ一度に大量に焚き、蚊の逃げ場所がないよいうに配置します。特にベッドの下、カーテン裏、トイレタンク裏にも煙が行き渡るようにします。この間殺虫剤、蚊取り線香がきついので落ち着くまで外食等で時間をつぶします。


マラリア流行地の安宿では蚊帳が大分普及しており、破れてないか、穴がないか確認してから使用します。電熱式蚊取りマットの使用はその地域が夜中に停電しないか注意が必要です。


蚊帳や網戸がなく、蚊取り線香や電熱式蚊取りマットでは不十分な場合、部屋内でテントを張り蚊に刺されないようにします。テントだと確実に蚊の侵入を防げるため、安心感があります。そのため、蚊や南京虫がいる地域を予定している場合にはこのような使用も想定し、テントは通気性のあるテントを選ぶようにします。南京虫がいる場合も部屋内でテントを張り就寝するのは有効な手段です。


地域によってはあまり躊躇せずに室内にテントを張ることが、夜中に南京虫や蚊に悩まされずに安眠を得る方法として非常に有効な方法です。宿に泊まるというより、キャンプサイトを割り当てられたと捉えるといいかもしれません。


撮影地 スーダン