そんな状況で一つの対処方法として、チャック付き上着の腰にベルトを巻く方法があります。この状態で登りのときは上着を脱ぎ、下りのときは着ますが、脱いでも巻いたベルトで止まるようにし、あとは脱げた腕の部分同士をうまく結んだり、ベルトのところに押し込んだりします。下りではうまく解き着るようにしますが、短い下りであれば半身だけ着るようにすると次の登りで手間が省けます。
うまくやると自転車を走らせながらできます。片手だったり両手ばなしになるので危険を感じるようであれば少し停止して行います。特に着たつもり、脱げたつもりで正しく着れてない、脱げてない時は手が引っかかりバランスを崩し危険です。
ロード向けの高機能ジャケットもありますが、普段着として使いにくいこともあり、長期自転車旅行者にはあまり利用されていません。実際には汎用性の点で、ゴアテックスの雨具をウィンドブレーカー兼用の上着として使っている人が多いようです。