副題

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2016年10月31日月曜日

長期自転車旅行の旅の要素技術 - 異文化対応能力  2/2

自転車旅行に必要な旅の要素技術の異文化対応能力の追加解説 です。


前回は好奇心、探究心を持てば、受け入れることができる現象は広がると書きました。
例えば「人間とは何か」の問いに対し、自分なりの解を見つけようと、探究心を持ち旅をすると、人が行うあらゆる行為に興味を持つため、一般的に不快なことも含め興味を持つことができ、そこにいることに価値があると感じられます。


しかし、この興味深いと感じられる物事にも限度があり、人によりその幅は異なります。不快、不衛生、不誠実、不当、無礼な人や犯罪等もあり、場合によってはとても受け入れることができないこともあるのが現実です。


訪問先の人々の不誠実、不当、無礼さに何か改めるようにできるかというと、大抵は衣食足りずに礼節がなく、根本的な教養不足、といったすぐにどうこうできることではないため、その場で解決できないのが一般的です。(注:あくまで日本人の価値基準で話を進めてます)


そして、そのような状況の地では現時点で「この地はそいう世界」と捉えざるを得ないのが現実で、ある程度何か対応策を考えるものの、それ以上事態を悪化させないよう、無駄に疲弊しないよう上手くやり過ごすしかないのが実情ではないでしょうか。


そのような不当、不誠実、無礼な事をあまり受けたくない人は、事前に情報収集し、そのような傾向がある地へは旅行しないことが対策になると思います。しかし、少しでも好奇心がある場合には一つの体験やチャレンジとして行ってみることをお勧めします。
エチオピア名物、子供の石投げ。
写真では見えにくいが、坂の下のほうに10名前後の子供がおり、石を投げてくる。
幸いに羊飼いの青年に助けを求めると静止してくれた。
他の国では、これ程の広範囲にこのようなことは無く、良いものではないが興味深い行為。
不誠実や不当、礼節が無いような状況の地での対応策は無いようなことを書きましたが、一つだけ対応方針の提案をすると、「江戸の敵を長崎で討たない」が対応方針の一つになると思います。これは不快、不当、無礼な思いをさせられた場合は、そのした相手当人に反論なり、文句をその場で、すぐに直接行い、他に八つ当たりするべきではないということです。


ある程度は国民性や教育制度、税制、社会保障の関係で「○○人は○○だ」のように一般化できる部分もありますが、当事者でない他の人達やその国、地域を一般化し、筋違いな報復感情を持ち、報復の連鎖や自らが不当な人になるのを避けるためです。