2016年5月29日日曜日

リム割れとその対処方法

リム割れはリムブレーキにより、リムが徐々に削られ、最終的に割れる現象です。こうなるとリムを交換しなければならず、人によってはこれが理由でディスクブレーキを選ぶ人もいます。

リム割れ

割れる予測はインジケーターや削れ具合である程度分かるので、割れる前にリムを交換する等の対策を講じます。特にリムの入手や郵送が困難な地域や、ビザに余裕がない国々を通過するときは、リム交換を前もって済ませておくと安心です。


リム割れの事前現象としてリムの一部が膨れ、ブレーキをかけた際にブレーキパッドが当たり、回転に応じた音が発生します。しばらくすると割れ目が明らかになりそこから徐々に広がっていき、そして割れ目のエッジでチューブが裂けて空気が漏れ走行不能になります。(ロード用の圧が高いタイヤだと突然破裂し走行不能になります。)


対処は裂けた箇所のチューブにパンク修理のパッチ類を複数はり、空気圧は低めにしてエッジでチューブが裂けないようにします。この対処方法で約500km走った人もいるので、リム割れでもある程度は走れるようです。ただ荷が多い人や路面状況によっては難しいかもしれません。

ある程度広がると一時的に安定する。この状態で約200kmを走行。


割れたリムのエッジでタイヤチューブを裂いてしまう。

交換用のリムを探す時はサイズとERD、穴数を確認します。因みにサーリー ロングホールトラッカー使用のリムはアレックスリムDH-19で26"HE、ERD538mm、36穴です。


ホイール組みを自分でやる場合は新しいホイールと重ねテープで固定し移植します。旅先での振れ取りはフレームにはめ、写真のように目印をしたテープを貼ると振れ取りの確認がし易くなります。しっかりとホイールがエンドにはまっているか確認してから作業を始めます。確認を怠り、ずれたままやり続けるとやり直しになります。

旅先で家具の取っ手とサドルを紐で結び、ぶら下げた状態。
シートステーに目印のテープが貼ってある。
(撮影地 エジプト 、アスワン)
荷が高重量になるキャンピング自転車にとってスポークテンションは重要で、スポーク破断を防ぐために偏りがないようにする必要があります。時間はかかるが徐々に締め上げるとテンションメーターなしでもある程度は揃います。(因みに当店完成車のスポークはテンションメーターで全数チェックし調整済みです。)テンションがある程度以上になると手のみの触感で張りの微妙な判別は困難になりますが、緩いままのはある程度判別できます。最低限それらの緩みを張っておくことが、スポーク破断を防ぐうえで重要になります。


一部の自転車旅行者はリム割れを大分恐れているようですが、そもそも頻発することではなく、走る場所や状況にもよりますが、恐らく一年間の走行でも発生する確率は低いと思います。そのため、上記のような事前確認と対処法、計画性を持てば十分対応可能です。


当店で完成車購入の方は無料で自転車の旅に即したメンテナンス講習を受けることができます。時間が許せば、上記のホイール組みも可能です。


初心者の方にも分かりやすく丁寧に説明致しますので、どうぞ御利用下さい。