理由として・居住性・フック式による耐風性・外気温に対する汎用性などがあります。
・場所によっては連日テント泊になり、狭いテントだとストレッチもできず疲れも取れません。一方、このクロノスドームは独自の方法で居住空間を広げ一定の広さ、快適性を備えています。最近の旅行者が希望するパソコン作業も行えます。又、フライシートによる前室も広く、靴や泥だらけになったバッグ等を置くことができます。
-雨の日に重宝する大きい前室-
ちなみに使用方法で基本的なことですが、フライと内張りがひっ付きそこから水が漏れてこないようにフライシートの引き綱をしっかり張る必要があります。
-枯れ枝で引き綱を張ってる例-
・クロノスドーム上部のフックを外すと強風下でも耐えることができ、一定の空間が確保できます。風を遮るものがないだだっ広い場所で一晩を過すことができるテントは、行動の自由度を大きく広げ非常に価値があります。フックを外し狭くなっても煮炊きはなんとか可能です。
-強い風の中、上部フックを外した状態-
・クロノスドームの内張りは生地自体に通気性があるため、暑い場所でもそれなりに過ごせます。当然、寒い場所では寒くなりますが、通気性のないフライシートがある程度外気を防ぎ、それなりに過ごせます。これは暑いときは全面メッシュ生地のテントより暑く、寒い時は全面ゴアテックスや複数レイヤーのテントより寒くなりますが、良く言えば中間帯をカバーし、汎用性のあるテントと言う事になります。
-暑く雨が降らない場所はフライなしで--通気性のないフライシートは、外気の流入をある程度は防ぎます-
欠点は他のテントでも言えるかもしれませんがファスナーが壊れやすい点です。恐らく砂やホコリが挟まった状態で開け閉めを繰り返し、壊れていくのだと思います。多少気を使い、砂やホコリをはらいながら使うと長持ちするかもしれませんが、恐らく1年もたずに壊れるので旅中に自分でファスナーを縫い加える必要があります。
近年ではオレンジ色が新発売になりました。自転車旅行者の希望としては保護色系を作って欲しいところですが需要が少ないのかもしれません。
いずれにしても、アウトドア活動で主要装備のテントは、自転車旅行を続けるうえで重要な要素になってきます。安価なテントもありますが、今回紹介したような一定の質を確保できるテントをお薦めします。
当店では今回のブログのような周辺装備を含め、テント泊しながらの自転車旅行全般の相談を受け付けております。自転車旅行に興味はあるが何から初めていいのか分からない方や、自転車をどのように飛行機に乗せたらいいか等々、お気軽にご相談下さい。