膝丈のカーゴパンツのポケット左側にクレジットカード2枚、USB、厚手のビニール袋に入れたパスポートを入れてました。これらは腹巻タイプの貴重品袋に入れ、身に着けたほうが安全性は高まり、他の自転車旅行者もそうしている人がいます。腹巻タイプの難点は暑くなるのと、定期的に洗う必要があるのと、中身を取り出すのに手間がかかり、そのため店主は使用しませんでした。ただし、安全性は高まります。
USBは写真と日記を撮った写真のデータバックアップの為で、これらのデータ類はUSBの他、パソコンやスマートフォン、オンラインストレージ、DVDに焼き日本へ郵送する等の複数のバックアップをとっておくと安心です。その中でUSBはオフラインでも手軽に、頻繁にコピーでき、持ち運びも容易なので治安が悪い場所ではこまめにコピーしポケットに入れておくといいかもしれません。
カーゴパンツの右側のポケットにはその日使う分だけの現地通貨を財布なしで入れてます。途上国だと現地の人達は財布を持たない傾向があるため、現地に溶け込み、物理的に盗みにくい財布を使わない方法は有効な盗難対策になると思います。
後ろポケットには現地通貨のまとまった金額を入れ、ドルやユーロのまとまった紙幣は靴下の中、内側のくるぶしの下側あたりに、ビニール袋に入れて持ち歩いてました。この方法を初めてやる人は、靴下が紙幣を保持できる長さ、強さを十分持っているか確認が必要です。
犯罪被害の分類として①命を落とす、障害が残る②取り戻せない記憶補助、記録用の写真や日記を失う③金で回復可能、解決可能なものを失うに分類できると思います。①は必ず避けなければならず、②については人により重要度の幅があると思いますが、上記のバックアップ等で対応可能だと思います。③については金で回復できる、解決できると割り切るのも一つの現実的克服方法だと思います。特に盗難に遭い意気消沈してる時などは自分への励ましの意も含めて。
ポケットに入れるUSBは小さくコネクターのキャップがちゃんと閉まるものがいい |